ハの字の前歯、放置しても大丈夫?「成長期の歯並びとケアのポイント」
お子さまの前歯がハの字に開いて生えていると、「このままで大丈夫?」と心配になりますよね。
乳歯のうちは自然に整うこともありますが、永久歯の段階でハの字が続く場合は注意が必要です。
今回は、ハの字の前歯の原因と、放置したときのリスク、対処のポイントを解説します。
子どもの前歯がハの字に…
心配しすぎなくても大丈夫?

お子さまの前歯が「ハの字」に開いて見えると、「このままで大丈夫かな?」と不安になる親御さんも多いと思います。
実は、乳歯の段階でハの字になっている場合、成長とともに自然に治ることも多いのです。
ただし、永久歯でもハの字が続く場合や、明らかな傾きがある場合は要注意。放置すると噛み合わせや発音、将来的な歯並びに影響することがあります。
なぜハの字になるの?主な原因
顎の成長スペース不足
子どもの頃は顎がまだ小さく、前歯が並ぶスペースが足りないことがあります。そのため、歯が外側に押し出されて「ハの字」になることがあります。
指しゃぶり・舌で押す癖
舌で前歯を押したり、指しゃぶりのクセが続いたりすると、歯が前方に傾く力が常に加わるため、ハの字の形が固定化されてしまうこともあります。
遺伝や骨格の影響
親御さんの骨格や歯並びの特徴が似るケースもあり、顎の形が小さい・歯が大きいといったバランスの影響を受けることもあります。
年齢別の可能性と注意点

| 状況 | 自然に治る可能性 | 注意が必要なケース |
|---|---|---|
| 乳歯(3〜6歳) | 顎の成長で改善することが多い | 指しゃぶり・口呼吸・舌癖がある場合 |
| 永久歯(6歳以降) | 自然には治りにくい | 発音・噛み合わせに影響が出ている場合 |
乳歯の段階では経過観察で良いことが多いですが、永久歯の段階でハの字が残る場合は矯正の検討が必要です。
放置するとどうなる?
永久歯のハの字の前歯を放置することで、以下のようなリスク・デメリットがあります。
- 噛み合わせの不調:前歯が正しく閉じないことで、奥歯に負担が集中することがあります
- 発音の問題:「さ行」「た行」が不明瞭になったり、息漏れが起きる場合も
- 見た目の印象:笑ったときに前歯が目立ちやすく、口元のバランスにも影響します
特にハの字が広がる傾向にある場合や、他の歯が押し出されてきている場合は早めの相談が大切です。
スマイル髙城歯科に
ご相談にいらしてください

ハの字の前歯は、成長の一環として自然に改善することもありますが、永久歯で残る場合は早期対策が大切です。
スマイル髙城歯科では、「見守る時期」と「治す時期」の見極めを丁寧に行い、お子さま一人ひとりの成長に合わせたサポートを行っています。気になる歯並びがあれば、まずはお気軽にご相談ください。